こんにちは!
マイホーム計画お役立ちブログのtakaです。
私は現在ハウスメーカーにて、ご契約後のお客様へ設計プランのご提案を業務として担当しております。
ほぼ毎日お客様にお打ち合わせのご予約をいただき、日々準備に追われながら、何とかこなしております。
さて、日々お客様とお打ち合わせをして、着工前にこれまでの打ち合わせを経ての「オプション工事」のお見積もりを作成しご提案しております。
現状、ほとんどの方がご契約後数十万円からのオプションを採用されます。
そんな中で、私自身も家を建てた経験がございますので、今回は、設計提案する身としてそして家づくりを経験したものとしておススメするオプション項目を「3つ」ご紹介させていただきます。
今回のブログ記事でご紹介するオススメオプションは、、、
以上となります。
それではオススメオプションをご紹介いたします!
1,家事の時短につながる「深型食洗機」
■深型食洗機とは??
食洗機(食器洗い乾燥機)は、食器をセットし専用の洗剤を投入してスイッチを入れるだけで、自動で洗って乾燥までしてくれるとても便利な機械になります。
賃貸アパートなどでも使えるキッチン上に直接置くタイプと、キッチン自体に埋め込む「ビルトインタイプ」とありますが、今回は「ビルトインタイプ」に絞ってご紹介させていただきます。
ビルトイン食洗機には「浅型」と「深型」があります。
浅型と深型では、食洗機の深さに約10cmの差があるので、深型は浅型よりも入れることができるものの幅が広がります。
システムキッチンで食洗器が標準装備になっている場合、浅型か深型か確認することがおすすめです。。
浅型の場合、オプション料金をプラスして深型にすることができますのでご検討ください。(メーカーに確認してくださいね)。
■メリット・デメリットは?
まずメリットは、手洗いと比較すると大幅な節水・時短になります。
食器洗いは毎日のことですから、時間が短縮できるのはとても助かります。
深型食洗機は浅型と比較すると、まな板や鍋などの大きなものも食洗器にかけられることがメリットです。
これまた節水・時短になります!
しかし浅型・深型食洗機共通のデメリットとしては、食洗機対応の食器類が必要になることと、食洗機対応の食器洗剤が必要になることです。
食器類は全部食洗器対応でそろえようとすると初期費用がけっこうかかりますし、食洗器対応以外の食器を使い続けると、結局手洗いもしなければなりません。
「〇〇焼が好き」「漆塗りが好き」など、普段から器にこだわりがある方には向かないのかもしれませんね。
さらに、キッチンに食洗機を設置する分、キッチン自体の収納量は減ります。
2,防犯面も安心「玄関オートロックシステム」
近年、玄関の鍵は車のようにリモコンで開け閉めができる「電気錠」の採用が増えてきました。
私が勤務するハウスメーカーでもほとんどのお客様が電気錠を採用しております。
ひと昔前は、鍵といえばドアに差し込んでガチャガチャ……が当たり前でしたが、今やホテルの個室やマンションのエントランスはオートロックが主流。
マイホームもあと数年もすれば、オートロックが当たり前の時代になるかもしれません!
もちろん現在も、オプションでオートロック対応ドアにすることができます。
■防犯に役立つ
オートロックはドアを閉めると勝手に鍵が閉まってくれるので、鍵のかけ忘れがありません。
家を出て「あれ……?今日、鍵かけたっけ?」と不安に襲われて戻ることもありませんし、
お子さんが最後に家を出るときも口を酸っぱくして「鍵忘れないでね!」と注意する必要がありません。
また、鍵っ子のお子さんが家に帰ったあとの閉め忘れもないので安心です。
■鍵を持たずに出てしまっても大丈夫
ちょっとゴミ出しに……というときに、うっかりドアを閉めてしまっても大丈夫。
玄関オートロックシステムはタッチパネルによる暗証番号入力で開けられるようになっています。
さらに、タッチパネルの数字の配列がランダムに変わるので、よく押す番号の部分に跡がついてしまうこともありません。
■注意点
このブログを書いている私の自宅も「オートロックシステム」を採用しています。
とても便利で気に入っていますが、気を付けないといけないこともございます。
それは、、、
電気錠なので電気がつながっていない(停電時)などは使えないという事です!
特に夏は雷等で一時的に停電になる場合が予想されますので、そういった際に鍵を持たずに外出してしまうと、玄関の鍵が開けられなくなってしまいます。
さらにこの雷で電気錠本体が故障してしまうこともございますので、オートロックに頼りすぎないことも必要です。
万が一のために鍵は持ち歩くことをおススメします。
3,家計を助ける「太陽光発電」
電気料金が右肩あがりに上がっている中で、高級な電気の購入量を減らす「太陽光発電」は、検討するお客様が非常に増えております。
約10年ほど前起きた大きな自然災害をきっかけに、住宅業界では「エネルギーの自給自足」を目指した家づくりに提案方法が変わりました。
太陽光発電は、発電した電気を自家消費し、余った電力を電力会社に売ることができます。
約10年前は売る単価が高くて、一般的な住宅では、30枚前後パネルを載せると十分売電収入で「儲ける」ことができました。(当時は1枚当たりの発電量が200w以下のものがほとんどで、枚数多く載せることが必要でした。
しかし現在では、売電単価が10年前の半額以下になりましたので、「儲ける」というより、高い電気代を「節約する」ためにパネルを載せる方が多い印象です。
私が勤めるハウスメーカーでは、7割くらいの方が太陽光発電を採用しています。
大手ハウスメーカーもこちらのサイトによると搭載率が非常に高くなっております。
https://sii.or.jp/zeh/builder/search
参考:ZEHビルダー検索一覧
■太陽光発電を採用してよかったところ
私の自宅も太陽光発電を採用しています。
良かったと感じるところは、やはり電気代の節約です。
私は家で「寒い」と感じることがとてもストレスなのと、自宅にいるときは極力薄着で過ごしたいという気持ちがあるので、エアコンによる暖房はつけっぱなしを意識しています。
室温は常に24度以上をキープしています。(ちなみにUa値は0.45です)
そのような電気を多く使う生活でも、年間光熱費が12万円を下回ることができるのは、日中の太陽光発電による節約分が大きいです。
例えば我が家は「オール電化住宅」ですが、オール電化住宅は一般的に深夜給湯機が動き、お湯を貯湯タンクに貯めます。
これは「深夜電力」という安い電気料金時間帯利用することで、少ない電気代でお湯をつくれます。
しかし我が家は日中に給湯機を動かすように設定を変えています。
日中に動かすことで太陽光発電した電気を使ってお湯をつくりますので、「給湯」につかう電気代が大幅に削減できております。
また、微々たるものですが、食洗機なども日中に回すようにすることで、購入する電気量を少なくする工夫をしております。
■太陽光発電が採用されない理由
お客様に太陽光発電をご提案していて採用されない理由に共通点がございます。
それは、太陽光パネルを載せた場合の建物外観が単調になり好みでないということです。
太陽光パネルを載せた家の屋根は、ほとんどが南向きで片流れ形状だったりすると、外観デザインが単調になります。
また、住宅会社も太陽光パネルを載せる場合はほとんどの会社が屋根を南向きに設計しますので、単調になりがちです。
しかし、太陽光パネルを載せる場合、屋根は南向きでないとダメと誰が決めたのでしょうか?
「もったいない」という気持ちで南面以外に載せることがあまり選択されませんが、外観デザインとのバランスを考えると、東西面に載せるということを検討してみてもよいと考えます。
(北面に載せるのは問答無用でダメです)
私は外観デザインが単調になるだけで太陽光発電を採用しないのはもったいないと考えます。
以上となります。
住まいづくりに携わって15年となりますが、9割のお客様が、ご契約時よりオプションを採用して増額となっております。
今勤めている会社では営業担当があらかじめ「オプションの予算組」をしているように、資金計画時に初めから予備費として見込んでおいた方が良いと考えます。
オプションを採用していく中で、今回のブログ記事が少しでもお役立ちできると嬉しいです。
次回もよろしくお願いいたします。
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作成者:taka
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