新しい補助事業「こどもみらい住宅支援事業」について(2021.12.15)

こんにちは

「マイホーム計画お役立ちブログ」のtakaです。

今回は2021年11月に発表になりました、新しい住宅購入の支援策について書きます。

新しい補助事業の名前は、、、

「こどもみらい住宅支援事業」になります。

こちらの事業は、住宅の「新築・購入」「リフォーム」について利用することができますが、今回は「新築・購入」の場合について取り上げます。

そして、この事業はお施主様と建築業者とそれぞれに適用要件があり、双方が条件を満たすことで利用できるのですが、 「マイホーム計画お役立ちブログ」 は建築主にお役立ちする情報を提供するブログですので、お施主様目線のみで書いていきます。

まず 「こどもみらい住宅支援事業 」の概要は、、、

  • 子育て世帯や若者夫婦世帯が対象
  • 定められた期間内に「請負」」または「売買」」契約を結ぶ
  • 取得する建物が「ZEH]や「長期優良住宅」など高い省エネ性能を有する仕様である
  • 定められた期間内に入居し「完了報告」を行う。

このような条件をクリアすることで、最大で「100万円」の補助金を得ることができます。

補助金事業ですので「予算」があり、申込数によっては前倒しで終了する可能性がございますが、

「住まい給付金」がなくなってしまった今、住宅購入の需要喚起する大きい支援策と考えます。

それではひとつずつ現時点(2021.12.15)で分かっている情報を整理してゆきます。

補助対象者

補助対象者は「子育て世帯・若夫婦世帯」となっております。

子育て世帯は「18歳未満の子を有する世帯」と若者夫婦世帯は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯」とそれぞれ定義されております。

年齢は申請時の年齢で判断となることが予想されますが、申請した日か申請を受理した日かなどの細かい部分は不明となります。

「こどもみらい住宅支援事業」の名前から子育てをしているかた限定かと思いきや、年齢の要件により、多くの方が利用できるように計画されております。

ご契約時期・内容条件

「請負」「売買」ともに令和3年11月26日(令和三年度補正予算案閣議決定日)から令和4年10月31日までのご契約が対象となります。

請負契約の場合注意が必要なのが、11月26日以前に請負契約を結び、上記期間内に「工事変更契約」を結んだとしても対象外になってしまうことです。

そして 「請負」「売買」とも 工事着工は 令和4年10月31日まで に行う必要があり、令和5年5月31日までに新居に入居し完了報告を提出する必要がございます。

仮に10月31日に工事着工したとしても5月31日までには工期が6か月以上取れますので、工事スケジュールはそこまできつくないと考えます。

補助対象の住宅

まず前提として建物の性能を証明するために何かしらの「認定」(お墨付き)を取ることが必要となりますので、補助金を受けるためには、いくらかの「申請費用」が別途必要となると考えます。

補助対象の住宅と補助金額がリンクしておりまして、、、

下記のとおりとなります。

  1. 「ZEH,NearlyZEH,ZEH Ready,ZEH Oriented」いずれかで補助額100万円
  2. 「長期優良住宅、低炭素住宅、性能向上計画認定住宅」いずれかで補助額80万円
  3. 断熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅で補助額60万円

このような形となっております。

太陽光を載せる場合は「BELS]という証明をとって補助額を狙い、載せない場合も「BELS]もしくは住宅ローンで「フラット35S]を利用するのであれば、フラットの「設計検査通知書」などを利用して補助金を受けることをおススメします。

補助額80万円の「長期優良住宅」や「低炭素住宅」などは申請費用に20万円以上かかる場合もございますので、費用対効果を検証して採用することをおススメします。(大手ハウスメーカーでは長期優良住宅を標準としている会社もございますので、その場合は補助額80万円を狙うこともよいと考えます)

完了報告

先にも書きました取り、令和5年5月31日までに「完了報告」というものが必要となります。

期限までに報告書が提出できない場合は補助金の交付が取り消されてしまいますので注意が必要です。
補助金が先に交付されている場合は返還が必要で、加算金が上乗せされる場合もあるようです。

そして、完了報告時には建築基準法に基ずく完了検査の「検査済証」などが必要となりますので、5月31日の前日に工事が終わったのでは間に合わない可能性が高いです。

以上となります。

こちらの事業はまだ不明確な部分があり、これからセミナー等が開催され詳細が見えて参ります。

私も来週セミナーに参加する予定ですので、新しい情報が入り次第、順次この記事を更新してまいります。

長文になりましたが、今回のブログ記事はここまでです。

今回の内容が皆様のお住まいづくりに少しでもお役立ち出来たらうれしいです。

次回もよろしくお願いいたします。

マイホーム計画お役立ちブログ
作成者:taka

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