こんにちは!
群馬県北群馬郡吉岡町の設計事務所「マイホームプラン設計室」のtakaです。
当事務所は2022年7月に開業予定で、現在準備期間になります。
突然ですが、「庭付き1戸建て住宅」というワードでどのようなお住まいをイメージされますか?
マイホームといえば「2階建て」というイメージを持たれている方も多いのではと考えます。
しかしここ最近、「平屋建て」の家が見直されており、あちこちで新築の平屋を見かけます。
現在私も、12組のお客様のマイホーム計画を着工に向けて同時進行で担当させていただいておりますが、12組中4組のお客様が平屋建てを希望されています。
皆様はこの割合を多いと感じますか?
私の肌間では、年々割合が増えておると感じています。
皆様は平屋建てと2階建て、どちらがお好みですか?
ということで、今回のブログではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
今回のブログでは、、、
こちらについてご紹介いたします。
平屋建てのメリット
平屋住宅のメリットは、ワンフロアで生活できるというところです。
さらに一般的には階段がないので小さなお子さんやご年配の方も安心です。
バリアフリーにつくれるので、歳をとっても暮らしやすいのが魅力となります。
段差の上り下りがないので掃除がしやすく、お掃除ロボットもフル活用できますから、家の中を清潔にたもてそうですね。
「すごく広い土地が必要なんじゃないの?」というイメージですが、70坪あれば3LDKくらいの平屋は十分建てられます。
また、一般的な2階建てにある「2階の廊下」や「2階のトイレ」、そして「バルコニー」がないことで、3LDKで計画した場合、2階建てよりも床面積を抑えることができ平屋だから特に施工金額が高いというわけでもありません。
2階建てのメリット
2階建て住宅のメリットは、狭い土地でも部屋数がつくれるということ。
建物を横に大きくできない敷地条件の場合は、縦に立体的に伸ばせることで床面積を稼ぐことができます。
また、1階と2階でフロアが分かれるので、プライベートが守れます。
1階はLDKや和室など、お客様を通す場所。
2階は寝室や子ども部屋など、プライベートなお部屋。
と、住み分けているお宅も多いことでしょう。
平屋建てのデメリット
プライバシーが守られにくい・確保しにくいというところになります。
間取り次第ではありますが、近年お客様のご要望の傾向で、基本的にワンフロアで設計するので廊下がなく、部屋が隣り合わせになることが多いです。
そのため、寝室に対してLDKのTVの音、家事の音、部屋同士の生活音が聞こえる場合がございます。
さらに寝室が接道や隣地と同じ高さになりますので、外部からの視線に配慮する必要がございます。
窓の設置高さをあげたり、ガラスを型ガラスにするなお工夫が必要です。
2階建てのデメリット
2階建てのデメリットは、、、
やはり階段ではないでしょうか?
小さなお子さんや年配の方にとっては上り下りが大変だったり、危険だったりする場合もあります。
さらに上下階で温度差が生じてしまうところもデメリットと考えます。
例えばリビングイン階段の間取りの場合、リビングの暖房が階段を介して2階へ抜けてしまいます。
吹き抜けの場合も同様です。
こういった間取りによるエネルギー効率の悪さもデメリットになってしまいます。
以上となります。
近年平屋建てのご要望が増えておりますが、平屋建て・2階建てともにそれぞれの良さがございます。
今回のブログ記事が皆様の生活スタイルにどちらが合うかご検討いただく判断材料のひとつとなれば嬉しいです。
最後に設計者視点で「平屋建て」と「2階建て」のどちらが計画として難しいかというと、、、
個人的には「2階建て」になります。
平屋は建物を横に大きくしてゆくのに対して、2階建ては建物を上に大きくそしてつながりを持つ必要がございますので、計画していて複雑化します。
例えばトイレの位置一つ考えても、2階建ての場合はなるべくリビングの真上にない方が良い、、、など制約が出来ます。
プラン作成の時間も、2階建ての方が平屋建てよりも多く要します。
まとまりませんが以上です。
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