こんにちは!
マイホーム計画お役立ちブログのtakaです。
私は現在、1週間あたり7〜10組のお客様に対して、基本間取り図の打ち合わせから、設計図(詳細図や電気図)のお打ち合わせまでを担当しております。
流れとしては、
- お客様のご要望をヒアリング
- ヒアリング内容を基本に初回プランご提案
- 初回プランより「ここをこうしたい!ああしたい!」という変更点を反映したプランをご提案(2回目)
- 3~4回目で間取りの大筋が決まり、詳細の打ち合わせへ
詳細打ち合わせ内容は、「窓」からはじまり、建具、棚板、コンセント・照明・スイッチ、建物配置などを打ち合わせします。 - ここまでの打ち合わせ内容を振り返り、問題なければ基本設計終了→実施設計へ
- 実施設計は主に「詳細図」という図面を作成し、設計図を完成させてゆきます。
このような形となります。
設計の打ち合わせを進めてゆくうえで、間取りの大筋が決まった後打ち合わせする「詳細」については計画が具体的になり、とても大切な内容となります。
その中でも「窓」については、そのほかの部分と違い、後の変更ができないことが多いので、情報を集め慎重に決める必要がございます。
「窓」が後で変更できない理由は、、、
- 壁で地震に耐える木造住宅において、「窓」は耐震性能に大きくかかわるから
- 壁よりも保温力が劣る「窓」は断熱性能に大きく影響を与えるから
- 法律的に「窓」による採光・換気が求められ、基準を満たさなくなる恐れがあるから
このような事からです。
前置きが長くなりましたが、「窓」のお打ち合わせはとても重要な項目となりますので、皆様のお打ち合わせに少しでもお役立ちできるように、いつもお客様へご説明している内容を書いてみたいと思います。
今回のブログ記事で解ることは、、、
- 引き違い窓、滑り出し窓、FIX窓の特徴
- 皆様に選ばれる窓の形状
- 私が自宅の窓で後悔したところ
以上となります。
引き違い窓、滑り出し窓、FIX窓の特徴
・引き違い窓
引き違い窓は間違いなく、ほとんどの方が知っているとてもメジャーな形状となります。
横にスライドさせる事で開閉でき、どんな方にも使いやすい窓となります。
しかし高気密高断熱住宅が求められる昨今、断熱性と特に気密性能の低さから、お客様からは最小限の箇所数で
選ばれている印象です。
主に掃き出し窓の用途で選択されています。
・滑り出し窓
こちらは「横すべり」「縦すべり」の2種類がございます。
「横滑り出し窓」は横軸を機軸に外に向かって開くのに対し、「縦滑り出し窓」は縦軸を機軸にして開くまどになります。
引き違い窓と違い、網戸が室内側につくのが特徴で、動線が「窓を開ける」→「網戸を閉める」と2段階になります。
さらに「縦滑り出し窓」は外に向かって直角開くことで、風を取り入れることに優れる「ウインドキャッチ」効果がございます。
・FIX窓
こちらの窓は、上の写真の通り開閉機能のないシンプルな形状となります。
開閉機能がないということは、網戸もないということになりますので、コストを抑えることができます。
ピクチャーウインドウとして使われることも多々ございます。
皆様に選ばれる窓形状
先にも書きました通り、 私が1週間あたり7〜10組 のお客様と打ち合わせをしていて、間取りプランの中で場所ごとに窓を決めてゆきます。
ここ数年の傾向で、引き違い窓が選ばれる割合が本当に少なくなりました。
理由は上にも書いた通り、断熱・気密性能の低さともう一つは、そもそも窓を開けないという事からです。
これに関しては近年本当に考えが変わったなと感じでおります。
数年前の「パッシブデザイン」の考えとしては、「夏季は窓を開け通風を得る」でしたが、
近年猛暑の夏が続き、すっかり窓を開けなくなったと考えます。
さらに夏以外の時期も「花粉」や「黄砂」などで、やはり窓を開けなくなってしまいました。
それらの理由から、私が窓の打ち合わせをしていて感じる一番選ばれる窓形状は、、、
私が自宅の窓で後悔したところ
まずは下の写真をご覧ください。
「FIX窓」になります。
子供が「横滑り出し窓」のオペレーターハンドルを触っております。
私は結婚1年目に家を建て、当時は夫婦二人で子供が生まれていなかったので、窓も機能性を優先して決めました。
写真の窓はランドリールームの窓で、干した洗濯物に風を当てられるよう開閉できるものとしています。
その結果が、子供が簡単に開けられてしまって危ない、、、という事です。
この写真のように特に2階以上の階に設置する窓は、「デザイン」「機能性」だけでなく「安全性」という部分も検討する必要がございます。
ちなみにこの窓は最終的に、、、
ハンドルを取られてしまいました、、、
以上となります。
今回のブログ記事が少しでもお役立ちできると嬉しいです。
次回もよろしくお願いいたします。
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作成者 taka
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